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インフルエンザ予防接種の後 [いろいろな病気のこと]

施設の利用者様のインフルエンザ予防接種、

ほぼ終了しているのですが、

注射をした翌日、こんなはずじゃないのに!?

っていうくらい痰の量がいきなり増えた方が何名か。。。


吸引してもしても、取りきれず、

1時間おきでも間に合わず。

熱がそれほど上がるわけではないけれど、

すごく心配になります。

でも、そういえば、昨日インフルエンザ注射しているよね~、

なんていうことで、たしか去年も一昨年もそんな感じだったような。


そんなに急に痰増える~?っていうほど。

もちろん微熱がでたり、注射したところが腫れたり、

多少なりともいつもと違うことがありますが、

痰の多さには本当にビックリでした。

お気を付けください。

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ステロイドのこと [いろいろな病気のこと]

皮膚に塗る軟膏ではお馴染みですが、それだけでなく

内服や点滴治療でも使われるメジャーな薬です。

塗り薬でもあるし、喘息やネフローゼなどいろんな病気に使われる魔法の薬です。

副腎皮質ホルモンですが、内服薬ではプレドニンやプレドニゾロン、

点滴から大量に投与する場合、パルス療法とも呼ばれたりします。


様々な副作用があることは知られていて、ステロイド投与するときに

慎重な医師は、きちんと副作用を説明して、同意書を取ることも

最近では珍しくありません。

私自身、なんの説明もなく、ステロイドを静脈注射された時には

かなり動悸が激しく、明細書を見て初めてステロイドを使われたことを知り

とても驚いたことがあります。



この薬はとても重要なので本当に、勝手に減量したり中止したり

素人判断ですることはとても危険ですのでやめてください。

ちょっとした増減で、病状にすぐ変化が現れることが多いです。

1~5mgずつとか、微量で調整をしながら少しずつ減量して

病状が悪化しないかを確認していきます。

どのくらいの長期使用によるのか、によっても副作用は違ってきますが

一応あげておきます。


ムーンフェイス、食欲増進、食欲不振、精神症状、

多飲、多尿、副腎不全、糖尿病、易感染

血栓症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、

眼症状(緑内障、白内障など)



細かくあげるともっとたくさんありますが、

プレドニンを飲み続けると、顔が丸くなって

体重は増えることが多く、

感染しやすいので外出時はマスク着用をおすすめします。


これだけの副作用があっても内服させてたいとするのには

それだけの効果があるからなのです。


本当に大切なお薬なんですよ。

胃薬や下剤なんかとは違うんです。

勝手に判断されて、量を調整したり、なんてくれぐれも

お止めください。。。m(__)m。




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体重減少 [いろいろな病気のこと]

高齢者施設にいると、体重減少=ターミナルという感覚が

あたりまえのようになってしまっていることもあるようですが、

実際に体重が減る原因はいろいろなことがあると思います。



消化器系の病気の場合や栄養の消化吸収の問題、口腔内のトラブルが原因の場合もあります。

摂取カロリーが減ってしまうことによる体重減少はどうにかして、摂取カロリーを

増やすことを考えていきます。原因によって、食形態を変更したり、嗜好に配慮したり、

食事時間を本人の覚醒の良い状態の時に合わせて見たり、食事中の姿勢も重要です。

おいしい食事を適量いただくということは、簡単なようで実はなかなか難しく、

厨房の方の味付け、料理の固さ等も決して手が抜けないところになります。


また、どこかに病気が隠れている可能性も念頭に入れて観察していく必要があります。

吐き気や、胃部不快感があって食べられないのではないか?

もしかしたら肝臓が悪くて食欲低下、かもしれない、

口内炎はできていないかなぁ?

食事がとれなくなったら、いろいろ考えますよね。。。


それから逆に活動量が増えることによっても、消費カロリーが増えるので

体重減少につながります。以前よりもリハビリに意欲的になったり、

離床時間がふえた、夜間寝ていない状態が続いている等で

カロリー消費になりますので、毎日の生活リズムの観察も重要です。


いろいろな要素が絡み合って体重の増減に関係してきます。

必ずしも、食べる量が減った=ターミナルではないので、対応が一律に

食形態をやわらかいものしていく、ということでは解決しません。

何が原因かをきちんと考えて対応していかなくてはなりません。

その人の活動量に合わせた摂取するべきカロリーが計算されているはずです。



そのことをきちんと評価するために特養では月に一度の体重測定をして、

栄養士がきちんと栄養評価をしています。



救急搬送 [いろいろな病気のこと]

前までは、救急車を受け入れる側だったので、

このくらいで救急車はいらないでしょ~?っていう方もたくさんいて、

本当の救急時にしか救急車は使ってほしくない、って思っていました。


逆に施設側になると、どこのラインで救急と判断するのか、が難しく

救急車じゃなくても良いけれど、もしも途中で何かあったら対応できない、

元気そうに見えるけれど、いろんな悪い状況が予想されることあるし、

様子見ることを必要以上にしてしまって、手遅れになってはいけないし、

そんないろいろなことを考えると、結局

「このくらいで救急車~?」

っていう評価を受けてしまうこともあるのではないかと思います。


基本は生命の危険があるかどうか、で判断していますが

最悪の場合の予想ができると救急車を呼びたくなってしまうことが多いですね。


特養では、

呼吸困難、重篤な不整脈、意識レベルの低下、痙攣発作、

いろいろな場合がありますが、その利用者さんの普段の様子によっても

ラインは異なってきます。

あらかじめ予想されていることで対応できる医師がいて

薬があって、職員がいれば特養のなかでもある程度のことはできます。

でもやはり病院と比べてしまうとできないことのほうが多いですし、

薬の在庫もありません。


転倒による外傷、骨折の疑い、などは微妙なところかと思います。

骨折も場所によっては動けないから救急車に、って考えるでしょうし、

頭を切ったりするとかなりの出血がありますから、

重傷に見えてしまいがちです。

でも出血が止まらないのにそのままにしておくわけにはいかないので

救急じゃないにしても受診して縫合してもらい、抗生剤をもらったりすると

安心できるかと思います。



救急車を呼ぶとき、

119ですが、あわてていて110と間違えそうになる人もいるようです。(笑)

火事の消防か?、救急か?と最初に聞かれます。

搬送される方の名前、年齢、状態を説明します。

年齢がなかなか計算できないときは、とりあえず生年月日を伝えています。

もしも病院の診察券があれば、番号をきかれるかもしれません。

このへんは地域によっても少し違うかと思います。

もしも、呼吸や心拍に問題があれば蘇生の指示が出されることもあります。

救急隊の指示でアンビューによる人工呼吸や心臓マッサージ、

必要で可能ならばAEDも、と言われるかもしれません。


救急車が到着するといろいろと状況を聞かれるので、答える準備と

搬送する救急車に乗る人を考えておかなければいけません。

受診するときには病気の既往や今飲んでいる内服薬などの情報が必要になります。

サマリーはなかなかすぐに準備できないと思いますが、なんらかの情報用紙は

必要になってくると思います。


きっと施設には救急搬送時のマニュアルがあるかと思います。

経験したくはないと思いますが、いざという時のため、

目を通しておくことをお勧めします。



胸が苦しい… [いろいろな病気のこと]

利用者さんからの「胸が苦しい」「息が苦しい」ってドキッとします。

急性の心筋梗塞なら1分1秒を争う救急搬送を!って考えますが

そこまでじゃないでしょう~って思っても、ウソでもないだろうし、

特養の入所者にしても、ショートステイの方にしても、

デイサービスだって、どうしよう・・・って思うと思います。


とりあえずバイタルサイン。

血圧、脈拍、酸素飽和度、熱、をはかります。

だけど、最初に症状を聞いた人、すぐに測ってください!!

これは介護職員でもできることです。

症状を聞いたらそのまま伝えるだけでなく、それにプラスした

自分の目で見た情報(顔色、表情など)や血圧などの数値を一緒に

看護師に報告してほしいです。

もちろん看護師がすぐ近くにいればすぐに呼んでほしいですが、

遠くで違う仕事をしているなどの時にはお願いしたいです。



病院だったらすぐに心電図をとりますが、施設はそれぞれ方針があるでしょう。


胸痛発作といえば、狭心症か心筋梗塞か。



頻回に訴えられるのなら、発作時のニトログリセリンをもらっているはずです。

事前の情報があるかないかで対応も随分違ってきます。


酸素飽和度が下がるほどの苦しさだったら、本当に怖いです。

酸素吸入ができれば、医師の指示も待たずにすぐに酸素投与したいくらいです。



ただ、稀に気のせいだったりする人もいると思います。

その判別のためにバイタルサインを測定したり、心電図をとったりしますが、

精神的なものからの症状だとしても、何も対応しないでいるわけにはいきません。

とりあえず、安静です。

座るよりも寝かして、心臓の血液循環を安定させることで少しでも良くなれば、

として様子を見るか、状態が悪化するようだったりしたら受診することになると思います。


心不全は安静に [いろいろな病気のこと]

介護職のかたはできるだけADLを低下させないように

自分でできることは敢えて自分で頑張ってもらうようにしていると思います。

先日、ちょっとしたことで介護職と意見の食い違いがあり

記事にしたいと思いました。



まだ動けるのに動かしてはいけないというのは病院では「安静」という

治療の一環としてとらえられることがありますが、施設においては

なかなかその概念がないのが現実です。


今回は「心不全」の方でした。

実際にいろいろな検査をしたわけではありませんが、

明らかに不整脈もひどく、浮腫みもアリ、呼吸もいまひとつ、

湿性咳嗽(痰がらみ)もあるので身体のなかからのギブアップが聞こえてくるような

そんな感じのターミナルに近い方。

入浴方法についてで意見の食い違いがあったのですが、

動けるから、まだ大丈夫、ではなくて

動けても動かしてほしくない、横になっていてほしい、

という医務の意見を不満に思われたようでした。


女性でしたら妊娠した時の切迫の治療のように「安静」が

動ける状態でも必要になることが「心不全」でも状況によっては

ありえることを少しだけご理解いただきたいと思います。

ケアマネの方たちは知っていることかと思いますが、

参考までに心不全を評価するときに使われる分類方法を。

Wikipediaの心不全から抜粋しました。



心不全の病期分類

心不全の病期分類には臨床症状から分けた分類, カテーテルによる計測値から分けた分類などさまざまな分類がある。

NYHA分類(ニハ分類、またはナイハ分類と発音される)は、ニューヨーク心臓協会(New York Heart Association: NYHA)

が定めた心不全の症状の程度の分類であり、以下のように心不全の重症度を4種類に

分類するものであるが、簡便でありよく使用される。

NYHA I度 :心疾患があるが症状はなく、通常の日常生活は制限されないもの。

NYHA II度 :心疾患患者で日常生活が軽度から中等度に制限されるもの。

     安静時には無症状だが、普通の行動で疲労・動悸・呼吸困難・狭心痛を生じる。

NYHA III度 :心疾患患者で日常生活が高度に制限されるもの。

     安静時は無症状だが、平地の歩行や日常生活以下の労作によっても症状が生じる。

NYHA IV度 :心疾患患者で非常に軽度の活動でも何らかの症状を生ずる。

     安静時においても心不全・狭心症症状を生ずることもある。

肺炎予防☆補足 [いろいろな病気のこと]

口腔ケアのとき、歯磨きだけで終わらせないように。。。

肺炎予防の観点からだと咽頭に付着している痰が、明らかにバイキン!に見えます。

それから舌や歯茎も。

口の中にどれだけの細菌がいることか。


胃ろうの方で、痰の吸引も必要な方。

肺炎を繰り返すだろうという予想でしたが

口腔ケアを1日3回から2~3時間毎というように増やしたところ

熱が出ることも少なくなり、痰がらみも少なくなりました。


痰のキレを良くする薬(ムコソルバンなど)は痰が詰まりにくくはなりますが

サラサラの痰になってたくさんでてくるので、吸引している方であれば

吸引の回数は増えることになります。

痰でうがいをしている、という状態になりかねません。


ホクナリンテープは主に気管支拡張作用なので、痰が多くなったりすることは

ありませんが、気管支を広げて痰を出しやすくなることは考えられます。

喘息の時のひゅーひゅー言っているときにはホクナリンを貼ると少しだけですが

楽になることと思います。

肺炎予防に [いろいろな病気のこと]

一番神経を使うのは、誤嚥性肺炎だと思います。

食事中のムセ、誤嚥、自分の唾液の誤嚥によっても肺炎を起こす可能性はあります。

食事の姿勢はもちろん、、寝かすときの首も後屈しないように気を付けること。

仰臥位をあえてしないように、左右の側臥位の体位変換だけにしていても

何故か顔だけ上を向いていて、今にも舌が落ちてしまいそうな(舌根沈下)

そんな姿勢を時々見つけるとドキッとしてしまいます。


その肺炎を予防するのに、介護としては口腔ケアがとても重要だと感じています。

1日に3食の食後にはきれいにしていますよね。

私の働いている施設には優秀な歯科衛生士さんがいてくれるので

歯のことについては、ほぼお任せになっていますが、

自分の歯にしても入れ歯にしても、清潔にしておくことでかなり肺炎の確率も

下がるのではないでしょうか?

その人の状態によって、歯ブラシを使うのか、スポンジブラシを使うのか

うがいができる人か、できない人か、口腔ケアでも吸引が必要になる場合もあります。


また、口の中の唾液には自浄作用もあるとされているので、唾液が全くない状態が

長く続くことは肺炎のリスクを高くすることになります。


体位のことでも離床することで痰が移動して喀出しやすくなることがあります。

体位ドレナージということで重力によって上から下に痰は移動するので

肺炎の部位がわかっていれば、肺炎になりそうな部位がわかっていれば、

そこの部分を上にすることで太い気管支に痰を出すように上手に

コントロールできると良いかもしれません。

寝ているときと、座っているときの肺の膨らみ方も違いますし、

背中側の痰を出すためにも、ずっと寝たきりでいることは痰の喀出を

考えると良いことではありません。

病院では人工呼吸器をつけていても、うつぶせにして背中側の痰を出すような

姿勢を試みることもあります。


体位変換は、褥瘡予防のためだけではありません。

経管栄養中の体位も、肺炎予防を考えた時にも、上手な体位をとることで

良い効果を期待したいものです。

口腔内を清潔に保つことと、良い体位の保持で肺炎のリスクは

確実に下がると思っています




亡くなる時に [いろいろな病気のこと]

不整脈のひどい人のいつ止まってしまうかわからない心臓、

痰のゴロゴロがひどくて、いつ呼吸が止まってしまうかわからない人、

病院だったら心電図のモニターをつけて、ナースステーションに飛ばして

きちんと観察、管理できます。

アラームの設定で、どのくらいの数になったらアラームを鳴らすか個人個人で設定して

止まってしまう前には気が付くことができるようになっています。


でも今私が働いている特養ではモニターはありません。

だからといって、同じような状態の方の部屋にずっとスタッフがついていて

いつも見ていられるわけでもありません。


そうなるとどうしても、巡視に行ったら息をしていませんでした、

っていうことがあり得ます。





それを納得できる家族ばかりではないですよね。

ターミナルだとわかっている方ばかりではないのに。



看護師として、そういう状況があり得るとくことは、よくわかっています。

でも実際に、何も聞かされていないご家族様が納得できることなのでしょうか?

入所している自分の親が突然亡くなったって聞かされて、何も悔やまない家族のほうが

少ないのではないかと思います。


ふと、病院にいたらもう少し長生きできたのかも、ということが頭をよぎりました。

血圧の薬 [いろいろな病気のこと]

もともと高血圧で降圧剤を内服されている方でも

状態の変化、年齢を重ねるごとに必ずしもずっと血圧が高いとは限りません。



朝の血圧が100/60mmHgしかないのに、朝食後に降圧剤を飲むことになっている、

当たり前ですが必要ないと思います。

朝1回の薬だから、遅めにお昼に内服してもらおうと様子をみていて

お昼になっても90/台しかないです。

でも医師の指示での処方なので、看護師の判断で中止して良いとはいえません。

しかも利尿剤も一緒。利尿剤のお薬飲んだ後も血圧は下がることが多いです。

いくら中止したほうが良いと思っていても、医師に確認しなくてはいけませんよね。



そんな感じで血圧が低くても降圧剤を処方されていた方がいました。

たぶん・・・・、ですがさすがに血圧が80/台になると活気がなくなり

身体が思うように動かなかったり、自分から話をすることが少ない感じです。

ちょっとした変化ですが、血圧だけでのことかどうかの確証はありませんが、感じました。


降圧剤の内服をやめて、血圧が90/台になると少し元気になりました。

笑顔が増えて、車いすに座っていても下を向いていることより

きちんと顔を上げていられる時間が多くなったようです。


どこまで血圧の影響かわかりませんが、血圧が高くなくても血圧が下がる薬を飲んでいる

そういう方が時々いらっしゃいます。

家族が主治医に薬だけをもらいに行っていたり、実は血圧を測っていないとか

白衣恐怖症だったりすることもあったりして??

測っていてもきちんと主治医に伝えていなければ同じ薬を続けて処方されることは良くあります。




そうそう、動脈瘤などで血圧を低めに保ちたいから、と100/以下にコントロール

しなくてはいけない、という方もいらっしゃると思います。



ちょっとだけ、普段の血圧のこと気にしてみてください。


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