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吸引ができることで [ケア連携]

口の中だけの吸引ができたとしても、

鼻からの吸引ができたとしても、

本当にたまっているノドのちょっと奥、

見えないとこの痰はどうせ取れないのだし、

介護の業務が増えるだけで、できることで

そんなにメリットはないのではないか。

うちの施設は吸引は介護職員はできません、

っていうスタンスで問題ない時代になるのではないか、

そう考えることもあります。

実際の研修にかける時間を考えると、そのぶん

利用者と関わる時間に取れれば、って思うことも

よくありました。


それでも、夜間看護師不在の時間帯に

介護職員が吸引をしていることで、

少なからず長生きできている利用者がいるのも

事実なんです。もし誰も吸引ができなかったら

いつ痰がノドに一杯たまって、呼吸ができなくなって

急変してしまってもおかしくない、って思う方もいます。

もちろん口腔ケアで上手に痰を取り除けばある程度の

効果はあるし、時間をあけることなく2~3時間おきに

口腔ケアができるのならそのほうが良いのかもしれません。


それでもやっぱり管で痰を吸引するという行為ができると

助かる命も多いのだと思います。


ただ、せめて加算がとれるといいのになぁ、っていうのが

正直な気持ちです。


骨折疑いの時 [いろいろな病気のこと]

もしかして骨折れたかも!

なんていう場合どうしたらよいか。。。

転んだとしても自分で起き上がって歩き出せば

ほとんどの場合は骨折なし、と思います。

まれに、認知症の場合など痛みを感じず、

骨折があっても歩ける場合もあるので必ずしも

大丈夫とはいえませんが。


起き上がれない、痛みが強くて歩けない、

なんていうときは無理に動かさず、

救急搬送をするというのもありだと思います。


腫れている、熱を持っている、痛みがある、

なんていう場合で骨折疑う場合は

夜間受診できない時間で朝まで待てるか

救急搬送するか、判断に迷います。


施設だったら、家族に連絡をして希望をきいても

よいかもしれません。

医療者側からは、なにも夜中に救急でこなくても、

っていう声があがるようなこともあるかもしれませんが

家族でない施設の責任での受診の判断となる場合は

慎重に、きちんと早い段階で医師の診察、診断を

受けることも大切だと思います。


もちろん、安静で朝まで待って、受診するという一般的な

受診の流れでも問題ないケースも多いはずです。

家族との関係、動ける家族がいるかどうか、

骨折の場合手術を希望されるような家族かどうか、

また、嘱託医師にとりあえずの痛み止めの指示をもらえないか、

湿布や冷罨法でどうにか対応して待てる状態かどうか。


骨折の重症度(ヒビ又は複雑骨折かなど)にもよりますし、

受傷してからの時間により痛みが悪化、軽減など

いろんな状況を総合的に判断しなくてはいけないと思っています。

情報伝達の技術 [その他いろいろ]

多量、中量、少量のちがいは人によってさまざま。

片手1杯、両手1杯、握りこぶし程度、


痛みがあるときはどこがどのくらい痛いのか。

10段階評価で一番痛くて我慢できない痛みを10として

今の痛みは何段階か。そこまで確認するのは難しくても

痛みが何時からどのくらい続いていて、ひどくなっているのか

変わらないのか、軽くなっているのか。

我慢できるくらいなのか、我慢できなくて痛み止め使いたいのか、

赤くないか?腫れていないか?痛むところに熱感はないか?



発赤や傷、皮膚剥離は何センチ程度のものか。

直径何センチ、または何センチ×何センチのものか。


出血の量は噴き出て止まらないのか、

タラタラと流れ出る程度なのか。

ジワジワとでてくるものなのか、

との位の時間止血ができないのか。

出血の色は赤か、黒っぽいか、こげ茶色か、レンガ色か

薄くなっているものか、濃いものなのか?


写真を送れば一目瞭然のこともあると思います。

ただ、写真をとって送信する手間をかける間、

体調の悪い利用者様を一人にしてしまうことになり

もし応急手当ができるのなら助かった命を

何もしないで画像を送ることで時間のロスとなる可能性もあり。


正しく正確に伝える技術も大切な介護職員の技量だと思います。




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