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心不全は安静に [いろいろな病気のこと]

介護職のかたはできるだけADLを低下させないように

自分でできることは敢えて自分で頑張ってもらうようにしていると思います。

先日、ちょっとしたことで介護職と意見の食い違いがあり

記事にしたいと思いました。



まだ動けるのに動かしてはいけないというのは病院では「安静」という

治療の一環としてとらえられることがありますが、施設においては

なかなかその概念がないのが現実です。


今回は「心不全」の方でした。

実際にいろいろな検査をしたわけではありませんが、

明らかに不整脈もひどく、浮腫みもアリ、呼吸もいまひとつ、

湿性咳嗽(痰がらみ)もあるので身体のなかからのギブアップが聞こえてくるような

そんな感じのターミナルに近い方。

入浴方法についてで意見の食い違いがあったのですが、

動けるから、まだ大丈夫、ではなくて

動けても動かしてほしくない、横になっていてほしい、

という医務の意見を不満に思われたようでした。


女性でしたら妊娠した時の切迫の治療のように「安静」が

動ける状態でも必要になることが「心不全」でも状況によっては

ありえることを少しだけご理解いただきたいと思います。

ケアマネの方たちは知っていることかと思いますが、

参考までに心不全を評価するときに使われる分類方法を。

Wikipediaの心不全から抜粋しました。



心不全の病期分類

心不全の病期分類には臨床症状から分けた分類, カテーテルによる計測値から分けた分類などさまざまな分類がある。

NYHA分類(ニハ分類、またはナイハ分類と発音される)は、ニューヨーク心臓協会(New York Heart Association: NYHA)

が定めた心不全の症状の程度の分類であり、以下のように心不全の重症度を4種類に

分類するものであるが、簡便でありよく使用される。

NYHA I度 :心疾患があるが症状はなく、通常の日常生活は制限されないもの。

NYHA II度 :心疾患患者で日常生活が軽度から中等度に制限されるもの。

     安静時には無症状だが、普通の行動で疲労・動悸・呼吸困難・狭心痛を生じる。

NYHA III度 :心疾患患者で日常生活が高度に制限されるもの。

     安静時は無症状だが、平地の歩行や日常生活以下の労作によっても症状が生じる。

NYHA IV度 :心疾患患者で非常に軽度の活動でも何らかの症状を生ずる。

     安静時においても心不全・狭心症症状を生ずることもある。

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コメント 2

ryyohr

ひーこさん。
ブログやってたんですね!
知らなかった…。

福祉系ケアマネの僕にはすごくためになります。
そして、「ウチの看護師からそんな言葉聞こえてこないんだけど…。」

看護師も色々ですね〜。

更新頑張ってください!!
by ryyohr (2011-09-30 15:47) 

ひーこ

コメントありがとうございます。
本当はブログ、他にあって子育て混じりだったので笑福関係には
ちょっと公開できないなぁ、なんて思っていたのですが
あまりにも行き場のないモヤモヤ感がこんな感じになってしまいました。(笑)
職場で言うに言えない分、ここに吐き出しているのかも、です。
更新は気まぐれで止まってしまわないように・・・ですね。^^;
by ひーこ (2011-10-04 23:18) 

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