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ショートステイの方の体調 [その他いろいろ]

特養でのショートステイをご利用される方、

介護度もそれほど高くなくて、ちょっと介助が必要な程度

というのなら何の問題もありません。

どうしても超高齢での利用となると、いつ何時体調を崩し

病院へ行かなくてはいけなくなるか、本当にわかりません。


本来ならケアマネージャーさんがきちんと連携をとり

危険な状態での施設利用というのは避けていただきたいのが本音です。

それでも入院するほどでなく、家族は仕事がある、

どうしてもレスパイトを考えてもショートステイが必要になるというのも理解できます。


ショートステイの方が体調が悪くなっても、かかりつけ医ではない施設の嘱託医師は

診察して薬を処方したりすることに抵抗を感じることもあると思います。

昼間なら看護師が判断して、家族に連絡を取ってもらうこともできますし、

相談員やケアマネージャーとも連携がスムーズだと思います。


問題は夜中です。

夜に突然・・・・・、

熱が出ました、痙攣です、呼吸が苦しそうです、吐きました、下血しました、

こんなとき介護職員だけでどうしましょう?

迎えに来れる家族がいれば良いのですが、そういう家庭ばかりではありません。


家にいたら家族が気が付かなくても許されることが

施設にいて職員が気が付かなかったのでは許されないのです。


なんて大変な難しいお仕事だろう、って本当に感じます。


オンコールの看護師がいるのなら、すぐに連絡をとって指示をもらい

対応方法を聞くことができると思います。

ただ、看護師も判断に悩むことが多いです。

いつもの様子を知っているわけではないので入所されている方に比べて

判断基準が難しいことになります。

やはりお家の方に状態を伝えて、普段の様子と比べてもらい、

受診の希望の有無などを確認することになります。



命の危険がある場合はすぐに救急車、ですよね。

施設でショートステイの方がお亡くなりになった場合、

誰が死亡診断書をかけるか、ということが問題になります。

嘱託医師は診察をしたことがなければ、初めて診るショートステイの方の

死亡診断書は書くことができないと思います。

救急指定医であれば別ですが。


だからどうにか蘇生して救急車にのせてもらい、

病院へ運んでもらうことしかできません。

万が一、ということであれば検死が入り、

警察から職員が事情聴取されることになります。

愛情を持って介護をしていた相手であっても、

警察は人を疑うことが仕事のようなので、そういう目でみられ

いろんな不快な質問をされるそうです。


他人事かもしれませんが、介護の現場で働くということは

それくらい責任の重い仕事をしているということですよね。


寝たままで洗髪 [マニュアル]

ときどき安静が必要だったり、入浴ができないからといって

清拭だけで対応している方が、髪の毛を洗いたい、ということになります。

洗髪車やケリーパードなどの道具があればベッド上で寝たままで

簡単に洗うことができますが、何も道具がないとどうしても諦めてしまいます。



病院で小児科の時によく行っていたのですが、高齢者も髪の毛の量がそれほど

多い方は少ないと思うので応用して何回か行っています。参考までに。


<必要物品>

・お湯 ・100金で売っているような小さ目のジョーロ、又は洗浄ボトル(シャワー役)

・紙おむつ3~5枚程度 ・リンスインシャンプー ・ドライヤー 

・45㍑くらいのゴミ袋 ・タオル


1.ゴミ袋を一枚のビニールにハサミで切って開き、首の部分を半円型にカーブを付ける。

2.タオル、ゴミ袋ビニール、をひいて横になってもらう。

3.頭の下にビニールがくるようにして、ビニールと頭の間に紙おむつを重ねて敷く。

4.頭にジョーロなどで適温のお湯をかけて髪の毛をぬらし、シャンプーで洗う。

5.シャンプー終了したらお湯で流す。ジョーロなどで充分に洗い流し、

  足りない場合はバケツなどに用意したお湯をジョーロに追加して行う。

6.頭の下の紙おむつは水分が吸いきれなくなったら適宜1枚ずつはずしていく。

7.充分流し終わったらすべて外してタオルで拭き、ドライヤーで髪を乾かす。


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