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呼吸の観察 [その他いろいろ]

呼吸状態の観察について

教科書的には

・呼吸回数

・酸素飽和度

という項目になりますが、普段のその人の呼吸と比較して

回数がどれくらい多いか、少ないか。

成人の呼吸回数は20回/分以上だったら呼吸が早い、と感じてほしいです。

数えなくても見て判断できるくらい、明らかな呼吸促迫気味、という数字です。

そうなるときっと、一回の呼吸も浅くなっていて肺の中でのガス交換が有効に

行われていないのではないかと予想します。


回数と、呼吸の深さは関連ありますよね。

もちろん回数が少なくて浅い呼吸ならもっと怖いと思いますが。


それから、咽頭喘鳴、肺雑音、気管狭窄音、このくらいの見分けは

つけてほしいと思います。


・ノドのあたりでゴロゴロしているのが、咽頭喘鳴、


・ノドより下の肺の中でゴロゴロしているときは肺雑音。

聴診器で聞くと明らかにわかるのですが、ひどい肺雑音の場合は

胸に手をあててみると、ゴロゴロの振動が伝わってきてわかります。

・気管狭窄音はぜんそくの時にでるようなヒューヒューいう音です。

ヒューヒューと長くなくても、呼気や吸気の最後にキュっという

気道が狭くなるときの音が入る場合もあります。


雑音があれば、吸引などで分泌物を取り除くことが必要になりますが

狭窄している場合は、必要以上に吸引などの刺激をすることで

自分で咳をたくさんすることでも更に狭窄がひどくなる場合もあります。


安静に、深呼吸などして苦しくない体位ですごすことが大切で、

気管支拡張剤の処方があれば使用します。


数字だけではない観察力も経験によって培われるものです。


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