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救急搬送時 [その他いろいろ]

<119番で救急車を呼んで救急搬送を要請するとき>
 
 電話で住所、急変された方の名前、年齢を伝え、
 
 どんな状態なのか分かる範囲で説明する。
 
 息をしていない、脈がとれない、

 意識があるかないか、いつもより反応が悪い、

 胸の痛みを訴えている

 出血多量で血圧が急に下がった、

 嘔吐していて血圧が異常に高い、

 転んで動けない、→骨折の疑いかも?


などわかる範囲で説明します。

呼吸停止、心拍停止、胸痛発作などの専門用語は使わなくても

状況を伝えられればよいのですが、救急隊員の中には

緊急事態なのでわかるのですが、圧倒されてしまうような

すごい勢いで責めたてるように質問してくる方もいて

怖くて怯んでしまう介護職員も少なくないです。


先日聞かれたことですが、

「心臓が止まった時に誰かついていましたか?」

この質問にはびっくりしました。

いつ心臓が止まったって、誰が判断できるでしょう?

特養施設で心電図モニターをつけて救急隊を待っているわけではありません。

AEDがあればわかるかもしれませんが、ついていませんでしたから。

最終に脈拍を確認したと聞いている時間を伝えて、

私が到着したときに心音確認できなかったことを伝えても、

それでもまだ、同じ質問をされました。

「だから、止まった時にそばについていましたか?」


きちんと

「いつ止まったかわかりません。」

と答えましたが、こんな理不尽な質問もされることあるんです。


救急隊員の質問にはわかる範囲で、

わからないことは「わかりません」で充分です。


それよりも、感染症がある場合、それだけは最初に伝えるのが

良いと思います。救急隊員に感染しないために。




経口摂取の限界 [その他いろいろ]

きっと誤嚥性肺炎をおこすだろう、って思っていても

できるだけ口から、できるだけ美味しいものを

食べてもらいたい、っていう家族や職員の思いをどうにかしたい。


熱が出てしまった。

痰がでてきてしまった。

病院だったら食事をとめて、点滴をして、

そのうち食べ方を忘れてしまって。


でももしも家だったら?

少しでも食べれるようならむせながらでも食べてもらい

点滴は最後の手段。


では、施設ではどうしましょう??

家族を含めて話し合いの場をもち、専門職の意見と

どこまでできるかを考えりことしかできません。


点滴の力を少し借りて、少しでも体力がつけば

嚥下の力もかわってくるかもしれません。


そういう期待を込めて、点滴を選択することもあります。

ちょっとした質問 [その他いろいろ]

医療の事とは違うこともありますが

どうしてそれを医務に聞きます?っていう質問

爆笑ものだったりして余裕のあるときには親切丁寧に

お答えしますが、それが忙しいときだと冷たい対応になってしまいます。

そんな時はごめんなさい。m(__)m

看護師新人の頃は、先輩に話しかけるタイミングをよく探ったものです。


・インスタントコーヒーってどのくらい粉をいれればいいですか?

 →カップの大きさにも、好みにもよるけれど、スプーン1杯くらいかなぁ?
  ミルクやお砂糖はどうするか聞いてね、糖尿の人の場合はちょっと注意。


・これって、まだ食べても大丈夫だと思います?
 
 →開けた日付を書いておきましょうよ~~~。賞味期限とか。


・オブラートってなんですか?

 →粉薬が苦手な人とか薬を包んで飲むための溶ける薄い紙。
  濡れた手では溶けちゃうから触らないでね。
  最近はイチゴ風味もありますよ。
  筒の袋状になったものと、普通の丸や四角の紙みたいなの
  などいろんな形があります。


・洗濯機の中から〇〇でてきたんですけど、どうしたらいいですか?

 →それは医務ではなくてリーダーさんに伝えるか、申し送ってください♪


  


何でも聞いてOKなんですけど、そのうち若い子が

牛乳パックの開け方がわかりません~、とか

予想もしなかった質問をされるのではないかと想像してしまいます。

インスタントのコーヒーは入れたことない子にはわからないですよね、

でも、入れものの箱とか瓶にかいてあったりしませんか?

オブラートを知らないというのにも驚きましたが、今まで見たことなければ

聞いたことがないという子も介護職に就く時代ということですね。





現場での連携 [その他いろいろ]

連携、連携って流行りのように言われていますが

実際に現場でどうやって連携をとるか、なんて

なかなか教えてもらえるものではありません。


ケア連携の研修をしているけれど、看護の業務の一部を

介護職員もできるようにして、ケアを連携って、

そういう簡単な話ではないと思います。


実際、連携って一言で言われても同じ介護職員同士の連携から

他職種の連携、他施設との連携、いろいろなところとの

連携があります。


どうやって連携をとっていうかっていうと、

どの情報をどの職種、どの相手に伝えることで

より、ケアがスムーズにすすめることができるか、

それをきちんと判断できる知識と、

相手に分かりやすく伝える技術とコミュニケーション能力、

そういうことが、ムリなくできる職場の環境も必要です。


ご飯を食べるのが少しずつ難しくなっていく方を

サポートするときに、その情報を誰と共有して、

どうやって話し合いの場を持って、

誰にアドバイスをもらい、誰が決めていくのか。


その場には各専門職だけではなく、本人、家族が

居ても良いかもしれません。

そういう判断を介護職員がリーダーシップをとって

決めていける力をつけてほしいです。

眠れないとき [その他いろいろ]

病院で働いたころから、不眠の患者さんに寝てもらうのに

魔法が使えたらどんなに楽か?なんて考えたことがありました。


前回記事の偽薬も、痛みどめでなく眠り薬としても効果があると

思いますが、実際にパウダーシュガーの偽薬を内服され

その後にホットミルクを飲んで休まれたようなこともあって、

きっとお砂糖を入れた暖かい牛乳でも充分な効果が

得られるのではないかと思ってしまいます。


その他に、しばらく話を聞いてあげる、

室温調整、寒かったら暖かくしたり、暑かったら涼しくしたり

子供なんかでは暑くて寝れないときに、うちわであおいであげると

すぐに寝てしまったりすることもありました。

あとは添い寝ですね。。。

高齢者でもやっぱり一人で寝るのは不安が伴うことがあって

誰かと一緒に寝たい、という気持ちはあるようです。

その日気が合ったショートステイ同志で他人であっても

一人で寝るより一緒がいい、と一つのお部屋にベッドを二台

並べて寝ることもありました。


眠れない方に何ができるか、話術も、環境整備も、

寝酒の提供も、すべて介護技術と言えるのかもしれないですね。



このHPのアクセス [その他いろいろ]

このブログはじめて、いろいろな記事がありますが

最近それほどの更新をしていないのに、アクセス数が

増えている傾向にあります。


もしかしたら介護職も医療的な知識を必要とすることが

増えてきているのかもしれない、そのためにネットで簡単に

情報を集める人も増えているのかもしれないですね。

多くアクセスがある記事はマニュアル等ですが、

中でも膀胱留置カテーテルの記事は

毎日のようにたくさんのアクセスがあります。

座薬や浣腸などと合わせて、在宅酸素についても、

記事を検索して訪問される方がいらっしゃいます。


近年、入院期間も短く退院され在宅や施設に帰ることも多く

どうしても介護職が医療に関わることも増えてきているのだと思います。

流行りの「連携」という言葉はとても都合の良いものですが、

「介護と看護のケア連携」の研修でも各施設の捉え方は様々で

決して良い連携がとれるようになっているようには感じられません。

お互いの職を尊重し合って、働きやすい職場を作るだけでなく

違う施設、病院、公の場など様々な専門職のいる場との連携をとり

これからの社会も住みやすいものにしていかなくてはいけないです。


離職率が高いと言われることも、労働条件だけでなく

いろいろな職種間での関係などが大きく関係しているかもしれません。

ちょっとしたきっかけで、働きやすい職場にかわるかもしれないです。


ここの記事はこれがすべてではなく、こういうこともある、

という程度の知識としてでも、知っていて損はない、

そんな気持ちで続けていけたらと思っています。





ショートステイの方の体調 [その他いろいろ]

特養でのショートステイをご利用される方、

介護度もそれほど高くなくて、ちょっと介助が必要な程度

というのなら何の問題もありません。

どうしても超高齢での利用となると、いつ何時体調を崩し

病院へ行かなくてはいけなくなるか、本当にわかりません。


本来ならケアマネージャーさんがきちんと連携をとり

危険な状態での施設利用というのは避けていただきたいのが本音です。

それでも入院するほどでなく、家族は仕事がある、

どうしてもレスパイトを考えてもショートステイが必要になるというのも理解できます。


ショートステイの方が体調が悪くなっても、かかりつけ医ではない施設の嘱託医師は

診察して薬を処方したりすることに抵抗を感じることもあると思います。

昼間なら看護師が判断して、家族に連絡を取ってもらうこともできますし、

相談員やケアマネージャーとも連携がスムーズだと思います。


問題は夜中です。

夜に突然・・・・・、

熱が出ました、痙攣です、呼吸が苦しそうです、吐きました、下血しました、

こんなとき介護職員だけでどうしましょう?

迎えに来れる家族がいれば良いのですが、そういう家庭ばかりではありません。


家にいたら家族が気が付かなくても許されることが

施設にいて職員が気が付かなかったのでは許されないのです。


なんて大変な難しいお仕事だろう、って本当に感じます。


オンコールの看護師がいるのなら、すぐに連絡をとって指示をもらい

対応方法を聞くことができると思います。

ただ、看護師も判断に悩むことが多いです。

いつもの様子を知っているわけではないので入所されている方に比べて

判断基準が難しいことになります。

やはりお家の方に状態を伝えて、普段の様子と比べてもらい、

受診の希望の有無などを確認することになります。



命の危険がある場合はすぐに救急車、ですよね。

施設でショートステイの方がお亡くなりになった場合、

誰が死亡診断書をかけるか、ということが問題になります。

嘱託医師は診察をしたことがなければ、初めて診るショートステイの方の

死亡診断書は書くことができないと思います。

救急指定医であれば別ですが。


だからどうにか蘇生して救急車にのせてもらい、

病院へ運んでもらうことしかできません。

万が一、ということであれば検死が入り、

警察から職員が事情聴取されることになります。

愛情を持って介護をしていた相手であっても、

警察は人を疑うことが仕事のようなので、そういう目でみられ

いろんな不快な質問をされるそうです。


他人事かもしれませんが、介護の現場で働くということは

それくらい責任の重い仕事をしているということですよね。


お話や歌うこと [その他いろいろ]

おしゃべるすること、歌うこと、口を動かして発声することってとても大事なことで

発語が少なくなったり、音楽療法での歌を口ずさむことをしなくなったり、

そういう変化で口腔機能の低下を感じることが多くあります。


逆に、発語が少なくなった人にはたくさん話しかけて、首を振るだけの

質問ではなく、声を出して返事をすることのできる質問をします。

もちろんなかなか返事が来ないことも多く、何秒待つことができるか、

中には30秒ほどたってから、ようやく口を開く方もいます。

常食を食べていた方がなかなか飲み込むことができなくなったと

介護職員が感じている頃、音楽療法の先生も最近歌を歌うことが

少なくなったと感じていたそうです。


嚥下機能だけでなく、口腔内の顎関節の動きから舌の動き、

唾液の分泌など様々な機能が低下してしまうことで生活の中の

大事な食事することにまで大きく影響してしまうことになります。

音楽療法の先生方にも好きな歌を歌える機会をたくさん作っていただき

私たちも歌いながら働けるような職場になると良いのにな、と思います。

ICUでも鼻歌交じりで働いていたNSもいましたが、それくらいの

余裕をもって?仕事ができるといいなぁ、と思いました。


耳垢水 [その他いろいろ]

耳掃除は介護職員でも行ってよいとされていますが、

耳垢塞栓で詰まっている場合には耳鼻科受診をすすめます。

耳垢を取るためにある、耳垢水というものを特養に来て

初めて知りました。病院ではみたことありませんでした。


炭酸水素ナトリウムと、グリセリンと、精製水を混ぜてつくるらしいです。

お臍の掃除も、オリブ油などの油をつかって汚れを浮かせる方法が

教科書にも載っていたと思いますが、耳垢も同じように

油で乾燥している耳垢を軟らかくして、はがれやすくなるようです。

固い耳垢を無理やりとろうとすると出血する危険もあります。

あまり固い耳垢は耳垢水をいれてからかなり時間をおいて

耳掃除することもあるそうです。


もちろん耳垢水は医師の処方に基づいて、使うものですが、

薬局でのサービスということも無きにしも非ず、らしいです。


病院では見たことのないものが時々施設では使われています。

大きな病院でしか経験のない看護師ほど、施設とは違う世界で

医療を経験してきたということなんだろうな、と

感じさせられることがあります。

外出の許可等 [その他いろいろ]

特養施設にいる方の外出について、

ちょっとだけ買い物に行きたい、

ドライブに行きたい、

家族のいる家に行きたい、

それほど遠くではない距離の外出の許可は

誰がOKをだすのか?

医師の許可が必要かどうか?という判断になりますが、

きちんとした施設なら外出の届け出用紙があって

そこにそれぞれの立場の職員の印鑑が押される場所があり

嘱託医師、介護士リーダー、相談員、医務などの

それぞれの職員があらかじめ外出を知っているというのが

ベストなのかもしれません。


でも、突然思い立った思い、

みかんが食べたい、化粧水がなくなった、

家の様子を見に行きたい、

そういう気持ちっていうのは計画的に運べるものではなくて

今、すぐにほしい、そうしたい、っていう欲求があります。

そんな時誰が責任をもって行ってもいいよ、って言えるのか。


一人一人がどんな状態で、外出することによって

どんな危険なことが考えられるのか。

そこをきちんと予想することができれば、その危険と

その人の思いとを天秤にかけて測るしかないんだと思うんです。

その判断をする人は誰でも良いんだと思います。

必ずしも医療的な危険ばかりではないですし、

相談員だって、担当の介護職員だってある程度の

知識は医療に関しても持っているものだと思います。


もしも外食するとして、糖尿病の方はどうしたらよいか?

1日の摂取カロリーが決められているかいないか、

普段から血糖のコントロールはどうなっっているのか?

そういう細かい状態は医務の範疇だと思います。


その中で医師の判断が必要か、

看護職員だけの判断で大丈夫なのか、

もしかして介護職員だけの判断でも大丈夫ではないのか?

マニュアルがあれば何も考えずにマニュアル通りに

事を進めて行けばよいと思いますが、あえてない方が

自分の頭でいろんなパターンを考えて、判断することが

できるのかもしれません。


看護職員が大丈夫、と思って、普段からの家族との

信頼関係がきちんと取れていていろんな条件があれば

必ずしも医師の許可はなくても良いと思います。

もちろんターミナルであったり、呼吸状態が悪いなど

そういう時にはムリだという判断をすることもあると思います。


職員がやりたいことをやって、縛りなくいろんなことができる

というのは、それなりに職員の知識もあって、自信もなくては

なかなか一人で判断できることではありません。

それは看護職員にも同じことが言えると思います。

痰の吸引が必要な人だって、ポータブルの充電式の吸引器があれば

車のなかだって吸引することができます。

今の時期はそろそろ風邪、インフルエンザも流行ってきているので

大型店にいくのはちょっと勇気がいる時期になったかと思います。

そんなことを考えながら色んな場合を予想できると良いのではないでしょうか?


今日は、ご家族様とちょっとだけドライブにいくだけの外出に

介護職員さんは熱と血圧まで測って問題ないという判断を

私にさせてくれました。

うちの施設は「どうぞどうぞ、いってらっしゃい。」と

いつもだいたいダメということなく、許可することが多いです。

というのも本人の希望だからなのですが。


ターミナルの方も、ぎりぎりになる前にお家に帰ることができるのなら

本人が帰りたいのならその思いを叶えてあげたいと思います。

外出中に、外泊中に、もしも万が一のことがあったら、ということで

責任を取りたくないだけで許可できないというのはどうにかしたいですね。

なにかあったときに、どう対応すればよいかを常に考えていれば

外出先での場合も同様に考えられると思います。


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