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50時間となって [ケア連携]

4月からは14時間研修ではなく50時間の研修に移行して

各県で足並みそろわず、バラバラな状態での研修が

すすめられていることと思います。

施設によっても温度差があると思いますが、

なかなか積極的に50時間の研修に介護職員を送り出している

施設は少ないのではないでしょうか?


それでも27年度の学校卒業の新人さんは吸引と経管栄養の勉強をして

職場に就職することになるのはほぼ決定しているのだと思っています。

それで、実施研修は各施設で行うとなると、指導看護師は

今現在一緒に働いている介護職員が研修に参加していなくても

いずれ一緒に働くことになる介護職員を指導するために

指導看護師の研修を看護だけでも受けておかなければ

せっかく学校で新しいことを学んできた新人職員に

学校で学んだことを活かした、更にその実践の場を

提供することができなくなってしまうということになります。



もちろん経管栄養のことが世間でいろいろな形で

話題になって、生きる意味を問われている時期になってきて

これからは経管栄養がなくなっていくということになるのかもしれません。

でも、吸引はどうしても習得しておきたい技術だと思います。

口の中だけの吸引でなく、本当はできるのなら鼻腔から、

気管にはいらなくても咽頭までの15~20cm程度のチューブの挿入が

不安なく介護職員に任せられるようになると、病院と在宅、施設、

それぞれの場所での命が平等に守られるように近づくのかと思います。


そういう意味では50時間の研修が終わって、

吸引はできます、っていう施設は家族にとって

安心して身内をお願いできる条件のひとつになるのではないかと

いうことと、医療と介護との境界線が連携することによって

なくなっていくことを少しだけ期待したいと思っています。

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脱水注意 [いろいろな病気のこと]

この時期、どの利用者さんにも水分不足にならないように

気を付けて声をかけています。

挨拶のとき、唇や皮膚が渇いていないか、浮腫みはどうかなど気にしながら

熱を測るだけでなく、脈拍も10秒、15秒でも手をとって測り

安静時なのに90回/分を超えるようだと脱水??と考えたくなります。


朝、昼、夕の毎食後にコップ1杯のお茶では500mlも

ぎりぎりいくかいかないか。この時期ですと不足ですね。

若い人のように2リットルなんてムリですが、

せめて食事の間の10時と15時にもコップに1杯飲み物を提供するとか、

食事のときも食前食後でコップ2杯を提供するとか、

ほんのちょっとした気配りで脱水、熱中症予防してほしいと思います。

もちろん食事にスープなどの汁物をつけたりすることも良いですし、

寒天ゼリーやお茶ゼリーなどでの水分摂取でも良いと思います。


浮腫みがある人は飲ませすぎも怖い、と思うかもしれません。

足がパンパンに浮腫んでいる人や水分制限のある人は

ムリして飲ませるのはダメです。

それから見えないけれど胸水があったりして呼吸も苦しくなるような場合も

あまり多く水分を取らないほうが良いことがあります。


少し脱水傾向の場合は倦怠感や食欲低下などなんどなく

身体の具合が悪いっていう訴えを聞くこともあり

そんなときちょうど良いタイミングで医師からの点滴指示がでると

少しの点滴でもかなり元気になることもあります。

重症になる前の早めの対応で、その後の経過が良くなる、ということです。





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