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利尿剤を使うこと [いろいろな病気のこと]

浮腫みがひどくなって、足がぞうさんのようにパンパンになってしまうと

利尿剤が処方されることがあります。

心臓が大きくなったり、胸腔内に水がたまったりしても同じく利尿剤を処方

されることがあります。


身体のなかの余分な水分を排泄させるために利尿剤がでるので

尿の量が増えることになってトイレに通う回数も増えると思います。

いつもより落ち着きがなくなるかもしれません。

血圧も下がってフラフラしてしまうかもしれません。

血管の中の水分も減るので、血圧も低下することが多いです。

一般的に利尿剤を使うと、カリウムが低下するかもしれない、と

一応注意して、よく集中治療室などではカリウムの値を随時測定して

低下するとすぐに補正をすることをルチン業務にしていました。

カリウムが低下すると不整脈がおこりやすくなってしまいます。

バナナやメロン、生の果物や野菜に多く入っていますね。

カリウム保持の利尿剤もありますので、利尿剤の種類によります。

腎臓が悪い人には大量カリウムは禁忌となりますが。


身体の小さい人にたくさんの利尿剤が処方されると、すぐに余分な水は

体内から排泄されてしまって、今度は脱水気味になって口渇を訴えます。

せっかく利尿剤で水分を出したのに、結局また、飲水量が多くなれば

ある程度の水分が身体に蓄積してしまうことになります。


水分バランスを観察するには体重測定、ということで

毎日同じ時間、同じ条件で測るようにすれば体内の水分量も浮腫みと合わせて

観察することができます。でも病院ではなければそこまでやらなくても、

ってなりますよね。毎日は必要なくてもいつまでも利尿剤を使い続けても良いのか

途中でいらない薬となるのかどうかの判断もしなくてはいけないので、

せめて週に1回はおふろのときにでも測れるとよいのかもしれないです。


毎日飲んだ水分量と、尿をはかることをするのは病院では当たり前に

行いますが、施設となるとそこまでする必要はあるのか、その値を観察して

なにか処置をしたり、薬の変更の指示をもらったりするのかどうか。

そういう必要性があるのなら、できることは行います。


利尿剤を飲み続けていてあまりにも血圧が低くなってしまうようなら

その時は一度、担当医師に確認しなくてはいけないですね。


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