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専門性と連携と [ケア連携]

胃瘻とか吸引とかではありませんが

特養で働いていると介護の専門性、看護の専門性、

相談員の専門性、いろいろと考えさせられます。

ケア連携のテキストには看護の中の異常ではない状態でのケアが

共通している部分で、異常=健康ではない、場合は

看護が看ていくことになる、と図入りで説明されていました。


でも、そうではなく看護の知らない介護の独自の専門性の

発揮できる介入というのがあるのではないかと感じるようになりました。

それは生活の中での予防的な介助方法だったり、

その人のほんの少しの変化を早期発見して医療に繋げることだったり

もっと深い部分では認知症の方への専門的な治療的な関わりだったり、

一つ一つをきちんと勉強して自分のものとしていけば

その人の生活の中で何が大切にしていかなくてはいけないか、

っていうことを介護が一番よくわかって、どこまでの医療介入が必要か、

生活の質をどうやって維持しながら、体調管理をしていくか、

特養の生活の場においては、そういったことも看護よりも介護が

どんどん決定権をもって考えていってよいことだと思います。


糖尿病の方の間食について、急変の可能性のある人の外出、

きちんとカンファレンスを行って計画を立てていけることならば

何を優先させるべきかの判断も、介護の専門性をもっと主張して

医療と生活とを公平な目で評価して意見できてよいと思うのです。



特定看護師が医師の仕事の一部を担えるのなら

介護福祉士が看護の一部を、っていう想像もしたくなりますが、

看護の、ではなく理学作業療法の、栄養士の、歯科衛生士の、

いろんな職種の一部を担って、それでいて対象となる利用者の

一番近くにいる存在なんですよね。

そして現場は病院ではなく家と同じ環境とされる場所。

看護よりもとても大変な、知識も必要な職だと思います。

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