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血糖コントロール不良 [いろいろな病気のこと]

特養施設でのインシュリン注射は医療行為ということで

看護師が行うか、自己注射しているか、の場合だと思います。

自己注射できなくなった場合の施設の対応が難しくなるところです。



注射を打つという行為そのものに着目しがちですが、

それだけではなく、糖尿病という病気そのものの重症度を

きちんと見て、特養施設で対応できる程度かできないほど重症なのか

ということを判断して入所判定をしていただきたいと思います。


糖尿病にも軽いものから命に関わる重症のものまで様々です。

中には糖尿病は軽症と思われても、合併症のほうが大変な場合もあると思います。

白内障や、傷が治りにくく皮膚統合性の障害、腎不全など

その他の症状が強く出ている場合はそれだけで医療度が上がることになります。



情報をみていて、すぐに判断したいときには

食事制限だけで様子が見れる→内服薬でのコントロール→インシュリン注射

この順番で糖尿病がひどくなっているんだな、ということです。

インシュリンの注射でもコントロールが不良な場合は食前に血糖を測定して

その値によってインシュリンの量を変更したりする

スライディングスケールというやり方があります。

そこまでの調整になると、少しの食事量の違いや運動量のちがいで

血糖値が変動しやすく、低血糖、高血糖になりやすくなってしまいます。

こわいのは低血糖だけではありません。高血糖でも命の危険にかかわってきます。

個人差がありますが血糖300台でもなくなる方もいれば700台で意識なく昏睡で

緊急入院される方もいらっしゃいました。

それぞれの症状も、高齢になると自分で申告できる方ばかりではありません。

そういった方々をきちんと自信持って見れますっていう体制のつくられた

施設はどのくらいあるのでしょうか?

この時期、新人さんたちが独り立ちして、恐る恐る夜勤をこなしていることと思います。

日々の業務、生活援助で手いっぱいの施設でどこまで観察ができるのか、

そこをきちんと見極めて判断してほしいと思います。


もちろん、お金のことや家庭環境で施設を利用するしかない、

という他の選択ができない方もいらっしゃると思います。

その時にはもしもの時、どういう対応を取るかをあらかじめ

御家族様、本人様と意思確認をしておくことが必要になると思います。
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