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吸引について [ケア連携]

50時間のケア連携の研修で鼻腔からの吸引が

可能になりましたが、実際には気管支までチューブを

入れるわけではないので、吸引できる咽頭のところまで

というだけでは本当に気管支の奥の方に潜んでいる

分泌物を吸引できるわけではないんですよね。

どうしても取りきれなくて、ゴロゴロする音が残ってしまい

何回も吸引を繰り返そうと頑張ってしまうと

それが返って超高齢者には負担になってしまうことが心配です。


あきらめる、という判断をすることも大切なことだと思います。

ムリをしすぎない、1人の人に時間をかけすぎない、

もちろん表情や呼吸状態を観察していれば、ムリな吸引を

重ねることはないと思いますが、観察する余裕もなく、

痰の音を気にして何回も何回も吸引をしてしまうことは

かえって呼吸状態を悪化させることにつながる危険もあり

怖いことをしている、と感じてしまいます。


はじめて吸引を行うという介護職員をみていると、

とても緊張しています。頭の中でやることがわかっていても

身体が違うことをしてしまったり、ついうっかり忘れてしまったり

いろいろなミスをしてしまうこともあります。


吸引するという動作のほかに清潔と不潔についても

きちんと理解されなくてはいけません。



何回かの経験をつんで、実際に自分が責任をもって

吸引をできるという立場になったときに

自分たちが吸引して痰が取りきれることばかりではないと

吸引を過信しないでダメなときは、とりきれません、って

看護師に報告できるような判断をしていけるように、

自分の職場の職員にも伝えていきたいと思います。


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