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食形態について [ターミナルについて]

もともと制限食であっても、食事量が減ってきて

食べれるものなら、なんでもいいから食べてほしい、

となった場合、医師へ確認をして制限をはずし

食形態をやわらかいもの、ソフト食、ゼリー食に

変更していきます。

ただ、食事の見た目も普通の肉、魚、野菜と

異なってくるために四角いプリンみたいな食べ物を

食事として認識することが難しくなってきました。


入れ歯はあるので咀嚼は問題ないはず、と

認識してもらうために、改めて刻み食に戻してみると

少しだけですが食べる量もふえてきて、

自分で手を出す感覚も少しですが戻ってきたようです。


食べやすいように、と食事を単純にやわらかくしたのでは

かえって食べなくなってしまったということは

やはり食事というものが本来栄養補給だけではなく、

口に入れる前に、目で楽しんでそれから口で楽しみ、

という私たちは意識していない部分での食事の意味が

あるのだな、と思い直しました。


こういう提案は介護からと医務からと、栄養士さんと

みんなで話し合って決めていくのですが、

発端はいつも関わっていることの多い、介護職員から

というのが理想的だと思います。


いくら入れ歯があっても、問題は窒息しないかどうかの

心配は残るのできちんとした見守りの中で食事を

していただけるように配慮することを忘れないようにしたいです。


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コメント 2

hajime

介護する側からだと、誤嚥や栄養摂取にとらわれ過ぎて本来の食事の楽しみを見失いがちになる事があります。
自分が食べるときの事を思い出すと分かるはずなんですがね。

また、ミキサー食なんかも何も考えずに(味見もせずに)形態だけを気を付けて出す人もいます。
物によっては苦味が増したり、自分たちでも食べれないだろうという様な物

病院食もですけど、考えたら元気が無い時や具合が悪い時、普通の時以上においしそうじゃないと食欲わかないですよね。
by hajime (2011-12-15 10:24) 

ひーこ

そうですね~。普段よりもおいしそうに見えて
それで本当に味も良くて、カロリーのとれるもの、
って難しいですね。

ソフト食なども私たち自身、味見をして
歯ごたえや舌でのつぶれ具合など検証したうえで
提供するようにしているのですが、それでも
利用者にどう映っているか、計り知れないですね。
by ひーこ (2011-12-15 20:10) 

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