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ポジショニングやシーティングとか [体位のこと]

理学療法とかの専門家ではありませんので、

看護師の広く浅くの知識の中で感じられることです。

褥瘡のでき方なのではいろいろ勉強してきました。

その中で圧やズレによって生じる摩擦力、時間との関係

いろいろな要素が頭をよぎります。



ここ1週間で気になったことですが、

とても身体の大きな、体重のあるショートステイの利用者さん、

移動にリフトを使用しますが、自宅からの本人用の車椅子が小さいのです。

リフトで持ち上げる時に車椅子ごと宙に浮いてしまっていて

車椅子を抑えなくてはお尻が離れないってどういうことでしょう?

それを気づいてないはずないし、どうして車椅子を大きいものに交換しないのでしょう?

せめてショートステイ中くらい、対応できるはずなのに。

それを居宅ケアマネを通して調整する必要だってあるはずなのに。

ずっと「お尻が痛い」って訴えていました。

もちろんお尻は赤くなっていました。

クッションもなく、とても申し訳ない気持ちでした。。。


それから、いつもリクライニングでずり落ちそうになって

座らされている方、会話もほとんど成立しないくらいで、

訴えもありませんがとても安楽な体位には見えません。

滑り止めマット一枚ついてますが、効果なしのようです。

それを当たり前の姿として慣れてしまってはいけないですよね。

介護職員に声をかけてありますが、返事はありません。



もうひとつ、車椅子の使い方で足の置き場の高さが左右違って

左足のほうが20cmくらい長くなっていて、そこに利用者は

足がうまく乗らなくてもともと膝を伸ばし気味な不自然な姿勢が

より不自然な形に見えているのに、誰も気にならないのかと。

車椅子を個人に合わせて長さを調整しているのかとも考えたけれど

そうではなく、もしかして壊れているかも?なんていうリクライニング車椅子を

平気で利用者に使っているなんて。

ボルトを緩めて長さを元通りに直してもらいました。



最初に座った時、その人の姿勢に問題ないか、クッションなど使って

上手に座りやすい状態になっているのか、そういうことって

介護の専門分野になるのではないかと思っています。

医務の看護なんかよりも、いろいろな知識を持っているはずだと

思っていましたが。



見ていますよね、そういうところって。

持ち上げない介護とか、いろいろな介護用品も開発されてきていて

取り入れている施設とは思えないですね。

残念ながらこういうことに、ついつい口出ししたくなるんです。




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ウエッティ

私も口出ししたくなる内容でした。
苦しんでいる人を見て
何も感じないのか?

なかなか教育が進まないのは私の不徳の致すところ。
頑張ります。
by ウエッティ (2011-11-01 00:02) 

ひーこ

ウエッティさんも、同じでちょっとホッとしました。
言っても言ってもなかなか。。。
介護の教育を看護がするべきではないと思いながらも
口出ししないではいられないし、言わなくてはいけない
と思っています。言い方は考えながら気を付けますが。
半分位で我慢して、ネットで吐き出しているかも?(苦笑)
by ひーこ (2011-11-01 20:00) 

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