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デジタルか水銀か?☆血圧 [その他いろいろ]

先日、体温のことを記事にしましたが、

同じように血圧測定でもいろいろ思うことがあります。

介護職員に許されているのは「自動血圧測定器」での血圧の測定ですよね。


決められた部分に、決められた向きで巻いて、スタートボタンを押すだけの

簡単なものしかダメということになっています。


水銀での測定と、どちらが正確か、ということになると

明らかに水銀計で聴診器を使って正しく測ったほうが正確・・・


って普通は思いますよね~~~。

だけど、聴力によっても違うし、ちょっとした聴診器の当たり方によっても

微妙に聞こえ方が違うんです。聴診器の精度にもよりますし。

自動血圧計っていうのは、誰が測っても同じ値になりやすい、

っていうこともあり介護福祉の現場では使われやすいと思います。


ただ、どうしても低めの血圧は機械では感知しにくいように感じます。

そういった時には水銀などの(今では水銀ではなくメモリがいろいろな種類がありますが)

聴診器を使って実際に耳で聞く測り方で測ってみないと実際の値がわかりません。

ここまでは介護職がやらなくてもよいでしょう、っていうことだと思います。


そういう時には、とりあえず脈拍が手首で触れるかどうか確認してください。

手首で脈が触れれば血圧は80/はあると言われています。

脈が確認できない場合は明らかに血圧が下がっている状態ということになります。

手首でわからなければもう少し身体の中心の肘の内側の動脈が触れるかどうか確認してください。

それでもわからなければ首の頸動脈ですよね。。。



よくターミナルの方の血圧を何回も測ったりしますが、測られるほうは

もしかしたら「うるさいなぁ」とか「もういいよ」って思っているかもしれません。

関節を伸ばされて、マンシェットを巻かれて、何回も締め付けられて・・・。

個人的にはデジタルで測れないほどの方は、脈拍の触知を確認してもらう程度で

特に夜間は良いと思っています。


ちなみに、自動血圧測定だって、病院で使っているもの、特にICUとかNICU

とかの重症患者を診ている病棟ではほぼ器械に測ってもらっていました。

未熟児ちゃんの指のように細い腕には、カットバンくらいのマンシェットを巻いて

まさか聴診器でききとれません。だから私たちの耳よりも自動血圧測定のほうが

正確な値が測定できるということも考えられます。

うちの施設の自動血圧測定はそんなに高価なものではないので、

確かに誤差も大きいと思っていますが・・・。




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